【暴露】詐欺被害に遭った時のことを赤裸々に語ってみた。【黒歴史】

こんにちは。トーシローです。

今回の記事は私が以前、詐欺被害に遭ってしまった時のことを執筆したいと思います。

近年では、オレオレ詐欺や振り込め詐欺などが横行しているようですが、私が被害に遭った詐欺はネットワークビジネスを利用したねずみ講詐欺でした。
現在でもインターネットを介しての詐欺行為は多数存在しているのが現状です。

詐欺ではなくても、お金を払う価値のない情報商材やセミナーも多数存在し、そのようなところにお金を払う行為は無駄以外のなにものでもないので、一人でも多くの方が詐欺被害や悪質な情報商材の購入に遭わないようにと願い、記事を執筆しました。

詐欺被害に遭ったのが20歳になったばかりのころですので、かれこれ10年の月日が経っています。
忘れることはなくても、細部は思い出しながらになると思いますが、できるだけ詳細に記していきます。

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当時のSNSと自分の心境

今ではLINEやTwitter、Facebook、など様々なSNSが流行っていますが、10年前は会員制交流サイト「MIXI(ミクシー)」が人気の最盛期でした。
当時大学生だった私も例には漏れず、MIXIを使って友人との交流や、コミュニティを使用して楽しんでいました。

そのころ私は、大学に通っていましたが、母子家庭で母親のパートでの収入だけで大学に行かせてもらえるほどの余裕はなく、学費の全額を奨学金で賄っていました。
自分の身の回りの支出は自分で稼ごうと、アルバイトも二つ掛け持ちして忙しい毎日を送っていました。

同じような境遇で頑張っている友人もたくさんいましたが、私が通っていた大学は私立大学だったためか、周りには比較的裕福な友人が多く、親に学費を出してもらい、アルバイトはせずに十分遊べるだけのお小遣いをもらって大学に通っていた友達も複数いました。

そういった友人を妬むようなことはなかったのですが、現実的に考えたときに大学を卒業した時点で500万円近い借金(奨学金)を持った状態での社会人スタートはどこか不公平に思えたものです。

インターネットビジネスとの出会い

アルバイトと大学生活で忙しい日々を送っていた当時ですが、心の片隅では“このままでは将来も苦労して生きていかなければならない”という思いや、“学生時代にある程度の資金を作って将来は独立したい”と考えていました。

そんなときに、MIXIを通して知らない人からメッセージが来たのです。
内容はこのようなものでした。

“トーシローさんはじめまして。〇〇と申します。私は、〇〇市でインターネットを利用した会社を経営しており、一緒にビジネスを盛り上げてくれる人を募集しています。私自身の月収は二千万円で、一緒に頑張ってくれているパートナーたちも月収150万円~1000万円ぐらい稼げています。特別なスキルは不要で初月で30万円、3か月後には100万円を自力で稼げるように育成します。よかったら、無料のセミナーを下記の日程で開催していますので、一度話だけでも聞いてみませんか?”

今思えば怪しさ満点のインターネットビジネスのセミナーのお誘いメッセージが私のもとにやってきたのです。

セミナーへの不参加を選択

当時の私からしても怪しさを感じてはいたのですが、セミナーには無料で参加できるし、話だけでも聞いてみて、ビジネスのヒントを得られないかと思いました。

しかし当時バイトを掛け持ちしていたため、自由に動ける日は月に2日ほどしかなかったためセミナーの日程と都合が合わず、参加しないことを選択しました。
ここでメッセージをスルーしていればよかったのですが、この時私は「セミナーに参加したいけれど、日程が合わないので今回は見送らせていただきます」という旨の返信をしてしまったのです。

相手からの返信

参加できない旨のメッセージを返したことでセミナーに参加することもなくなったし、もし本当にビジネスの機会があったのならもったいないことをしたかな。。。
と思っていたのですが、相手から翌日に返信があったのです。

“セミナーへ参加できないのは残念ですね。もしトーシローさんが本当に稼ぎたいと思っているのであれば私も苦労している方に協力したいので、セミナー以外の時間でも個別で説明いたしますが、いかがですか?”

という内容でした。

わたしは「日程を合わせてくれるのなら・・・。お金を敢えて持っていかなければ、取られることもないだろう。」と思い、その申し出を受け入れることにしたのです。

話を聞きに行くことに

後日、日程を合わせて指定された住所に向かうことになりました。

指定された場所は、関西でも指折りの繁華街に位置する場所で、若造の自分でもここにオフィスを借りるには相当の家賃がかかるはずだと思いました。“あぁ、こんなところにオフィスがあるということは本当にものすごく稼いでいるのだろう”と。

待ち合わせはオフィスがあるビルの下でした。

そこには高そうなスーツを身にまとった25歳ぐらいの男性が立っていて、「トーシローさんですか?メッセージした〇〇です。今日は来ていただいてありがとうございます。」と優しそうな笑顔で声を掛けられ、安心感を抱いたことを覚えています。

ネットワークビジネスの詳細を聞くことに

高級オフィス街のオフィスに通され、目の前で話している人は高そうなスーツと靴を身を纏い、腕には高級腕時計。自分とそこまで大して年齢も変わらない人が、ここまで稼いでいる。

“ここで話を聞いて、自分ももしかしたらこの人のように稼げるようになるのではないだろうか”
そう感じました。

オフィスに通されると、身の上話からビジネスの内容の話が始まりました。
私もここで将来自力で稼いでいきたい想いなどを話し、詳細を聞きました。

ビジネスの内容は以下のようなものでした。

①iPhoneなどの販売代理店としての複数社の権利を持てる
②集客方法はMIXIをはじめとしたSNSを利用する
③セミナーを介してパートナーを募り、パートナーの収入の一部は自分にも入ってくる
④SNSの集客は自動のソフトを使用して、設定した通りに自動的に行ってくれる

以上の権利と、SNSに自動巡回するツールで60万円が最初に必要と言われました。

もちろん、余裕のある生活をしていなかった私に、そんな額を払えるわけもなく「そんな額払えません」と即答しました。
しかし、相手も引き下がるわけもなく

“借り入れをしてでも二か月か三か月もすれば支払った分は返ってくる”

“ビジネスをたったの60万円でできるなら安いと思ったほうがいい”

などなど、いかに紹介しているビジネスに将来性があり、稼ぎやすいかについて熱く語られました。

 消費者金融に借入することに

内心では断りたい感情が支配していたのですが、その心とは正反対の感情も自分の中にはわずかながらにありました。その感情は

“これがチャンスだったとしたら、逃してしまうことになる”

“投資した分は自分で取り返せるかもしれない”

というものでした。そんな浅はかな気持ちがあったことと、以前から人に言われたり、お願いされたことは断り切れない性格だったため、「それなら・・・。」と消費者金融で借り入れをして60万円支払うことにしました。

消費者金融までの道も案内され、借り入れできなかったらどうしたらいいのか?と聞くと「
事故を起こして支払いができなくて借り入れしたい。といえば審査は通りやすくなる」
と謎の知恵を授けられ、消費者金融の無人窓口に人生で初めて踏み込みました。

そして、思ったよりも審査は順調に進み、40万円の借り入れができ、もともと貯めていた20万円と併せて60万円のお金を用意することができたのです。

 契約

契約書へのサイン

お金を支払い、無事?に契約することができました。
その際にSNSの自動巡回ツールのパスワードとアクセスIDをもらい、設定方法は帰宅後にSkypeを使って説明するといわれました。

自宅に帰って早速連絡をとると、連絡がすぐにつながりインストール方法や設定の仕方などを詳しく教えてもらえました。

Skypeで連絡を取った時に言われたことは、わからないことがあれば事務所で聞きながら取り組んでもいいし、始めのうちは無料でセミナーや勉強会もやっているので来て勉強するほうがいいので、積極的に活用して欲しい。
と言われ、もし詐欺だったらここで連絡がつかなくなってしまうだろうと思っていたので少し安心した気持ちになっていました。

音信不通

始めの頃はインターネット上で自分のキャラクター作りをしていかないといけないと言われていたので、SNSを使ってキャラクター作りをしながら、発信方法などがわからない場合はSkypeや電話で指導を仰ぐ日々でした。

しかし、二週間が経過したころから、全く連絡がつかなくなってしまったのです。
電話しても出ない。オフィスに行っても不在。

そこで、詐欺だったと確信を持ちました。

摘発 そして泣き寝入り

どうしたらいいかわからなかったので、まずはインターネットで情報収集することにしました。そこで、株式会社〇〇 詐欺容疑で摘発 の地方ニュースを発見しました。

私が60万円ものお金を支払い、頼っていたのは詐欺集団だったのです。
ニュースによると、セミナーに参加した人に架空のビジネスの話を持ち掛け、入会料として数十万円から数百万円のお金を騙し取っていたとのことでした。

人によって支払いできる額や、借り入れできる額のギリギリラインを予想して金額の提示をしていたのでしょう。
このニュースを見て、詐欺だったということを知り、私も被害者として名乗り出ることもできたのですが、最終的に私は何もしませんでした。
精一杯背伸びしても届かなかった60万円を借り入れしてまでも支払い、自分自身を焚き付け、やる気になっていたところで詐欺だったということを知り、訴えを起こす気力もなくなってしまっていたのです。

ちなみに、詐欺グループが起していた会社名も覚えてはいますし公表もできるのですが、自分自身の身バレ防止と、10年も前のニュースなのでネット記事が埋もれてしまっているので、公表はしないことにしました。

さいごに/多くの人が詐欺被害に遭わないように

以上が詐欺被害に遭遇した時の全容です。

さいごに、私が10年前に詐欺被害に遭遇して学んだことを皆さんにお伝えします。

①誰でも簡単に稼げるビジネスはない
甘い言葉や巧みな話術で詐欺師はあなたの向上心を利用してお金を搾取しようとしてきます。インターネットで稼いでいる人もたくさんいますが、多くの苦労をしてそれに見合った収入を得ている人ばかりです。
楽して稼げると思わないほうが身のためです。

②一つや二つの要素では信用するには不十分
今回、私が詐欺だと気づくのに遅れてしまったきっかけは、最初にしっかり連絡がとれていたことに加えて配布されたSNSツールは本物で、しっかり機能していたということ。
今はそのツールは使えなくなっていますが、うまく利用できていたら、別の形で利益につながっていたのではないかと思います。(スパム行為にあたるかもしれませんが)
私が被害にあった詐欺グループの手口としては、8割の嘘と2割の真実があり、始めに2割の部分を見せられたことで完全に騙されてしまったと言えます。
一つ、二つ有益なことを教えてもらっただけで他人は容易く信用しないほうがいいと私は考えます。

今後、1人でも多くの人が詐欺被害の危険から回避できるように祈っています。

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