1歳4か月の子供がベビーベッドから転落。販売会社の驚愕の対応とは。

先日、ベビーベッドから1歳4か月の子供が転落しました。
大けがや、死亡事故にもつながりかねないことであるため、大変肝を冷やした事故だったのですが、頭から転落したものの幸い大きなけがはなく、打ったところが赤くなる程度でした。

子供は大泣き。とても痛かったと思います。

使用方法に誤りはなく、説明書きにも「つかまり立ちを始めたら床板を最下段まで下げて使用してください」と記載されていたので、そのようにして使用していました。

それにもかかわらず発生してしまった今回の事故について、製造会社に連絡をした際のやり取りがあまりにも不誠実であったため、ここに記したいと思います。

また、この事故のあと我が家では再度落下してしまわないように対策を講じたため、その対策についてもお伝えしていきたいと思います。

この記事を通して、乳幼児のベビーベッド転落事故の防止に繋がればと願っています。

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子供が落下した背景と原因

我が家で使用していたベビーベッドは「株式会社カトージ」の「チャーミー(品番:02127)」です。

(現在は廃盤になっていますが、類似品は現在でも販売されています。)

転落事故があったベッド

ベビー用品のメーカーとしては大手ですし、一般的に販売されているタイプのベビーベッドであるため、赤ちゃんがいるご家庭では使用している人も多いのではないかと思います。

このベッドは、片側の手すりを下げることができるのですが、そこの可動部分のベッド内側に段差ができているのです。

大人の足がかかるほどの段差ではありませんが、乳幼児の足ならば横向きに乗せられるだけの幅はあります。

そこに足をかけて上り、母親を呼ぼうと半身を乗り出したところで子供は落下してしまいました。

わたしは仕事のため不在。妻は夕食を作っていたため気にしながらではあるものの、一瞬目を離した隙に事故は起こってしまいました・・・。

ベビーベッドの注意書きに従って使用していましたし、目を離したとはいえ、妻に過失はありません。

ベビーベッドの中なら安全だと思うのは当然ですよね。

販売会社へ電話

転落事故が起こったことについて販売会社に連絡をとることにしました。

そこで、耳を疑う言葉をかけられたのです。

以下、箇条書きで販売会社から言われたことを記します。

1.製品安全協会の基準(SG基準)を満たした商品のため、こちらから言えることはない

2.納得できないのであれば「製品安全協会」に電話していただく方がよいかと思う

3.言い方は悪いかもしれませんが活発なお子様です

・・・・・・・正直、「はぁ?」って感じです。

基準を満たしていようがなんだろうが、正しく使用していて自社の製品で転落事故が起こったならば謝罪するのが筋でしょうよ。

基準を設けた「製品安全協会」への責任転嫁もさることながら、うちの子供が活発だから事故は起こったとでも言いたいのだろうか?

活発だろうがおとなしかろうが、

0か月から24か月が対象年齢なら、そこまでは安心して使える製品を作るのが売る側の責任なのでは?

しかも我が子はどちらかというと体は平均より小さめでお転婆な部分はありますが、同年代の同じ保育園の子ならば一人で歩いていたりしてるぐらいです。

うちの子で落ちるなら大概の子はそのベッドを使うと落ちると思いますよ。

幸いにも、大けがにはならなかったため、賠償してくれとかそんなこと微塵も思っていませんよ。でもね、自社製品で起こった事故であるならば、まずは謝罪することが第一ではなかろうか?

製品安全協会に電話

販売会社に電話をしても謝罪はおろか居直る始末で不信感が募っていくだけだったので、製品安全協会に電話しました。

正直、直接的に責任はないと思うのですが、SG基準を満たした製品による事故などの賠償は製品安全協会が行うようです。いわば販売会社の保険のようなものでしょうか。

製品安全協会の方の電話は非常に丁寧で、ベビーベッドに関する基準を教えてくれたりしました。

結論としては、基準に問題がないとはいえ、事故が起こった事実を踏まえて基準は見直す必要があるとの回答をいただきました。

けがをしているわけではない為、賠償は発生しないとのことでした。

製品を引き取って調査も出来るとの事でしたが、しても無意味なのでお断りしました。

いずれにせよ子供が痛い目に遭った事実は変わらないし、大けがにならなかったこともまた事実。

やり場のない憤りを抱えたまま泣き寝入りするしかないのでしょうね・・・

そもそも、販売会社が謝罪し、再発防止に努めていただきたかっただけなのですが・・・

お高い難ありベビーベッドを自宅で転落防止措置

なんか腹立つのでちょっと棘のある見出しにしてみました。

痛い思いをしたからと言って子供がよじ登るのをやめるわけもなく。

少し親が離れるとよじ登ろうとするので、転落対策の措置を行う事に。

インターネットで転落防止グッズを探してもヒットするのは普通のベッドから落ちるのを防ぐベッドガードのみ。

まさか、四方を柵で囲われたベビーベッドから赤ちゃんが落ちるなど考えていないのでしょうね。

ベッド全体を覆う蚊帳のようなものは販売されていましたが、そこまですると子供の出し入れが面倒になると思ったので、自作することに。

子供が転落しないようにするには、上から頭を出せないようにするしかない。

そこで使用することにしたのが園芸などで使われるツルを巻き付けるための「ネット」です。

ゴルフ場などで貼られているネットもあったのでどちらを使用するか悩んだのですが、園芸用ネットの方が柔らかかったのでそちらを使用することに。

1点だけ注意すべきなのが、ネットの網目の大きさです。

わたしが選んだのは網目が10センチ四方のやや大きめのものですが、子供の頭が入ってしまうサイズだと首に絡みついたりしてしまうため却って危険です。

ネットをベッドの上部2点に括り付けたあと、ベッドの最下部まで垂らして余った部分ははさみでカット。

100均で購入したフックをバッド下部の縁にさかさまに取り付けて完成です。

手先が不器用なわたしでも十分作ることができました。

さいごに

最初にも申し上げた通り、ベビーベッドからの転落は大けがや死亡事故につながる恐れもある危険な事故です。

我が家だけでなく、ベビーベッドから転落したという事例は毎年のように発生していて珍しいことではありません。

小さな子供が痛い思いをしたのに、それなのに小さい子供のための製品を作る会社の不誠実な対応に私自身も心を痛めました。

販売側が責任のある商品を作ってくれないのであれば、周囲の大人が子供を守らなくてはいけません。そんな思いで記事を書きました。

ここまでご覧いただきましてありがとうございました。

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