近年、巣ごもり需要の高まりから、ボードゲームが注目を浴びているのはご存じでしょうか?
そんなボードゲームですが、私の勤めている児童福祉施設では、療育の一環としてボードゲームを取り入れています。
遊んでいて楽しいボードゲームですが、遊びを通してたくさん学べることがあるので、ご家庭でお子さまと遊ぶのにもとてもおススメです。
今回は、自宅でお子さまとボードゲームを遊ぶメリットとわずかに存在するデメリットとその解決策を紹介しますので、ボードゲームの購入を考えているご家庭は一読してみてください。
また、おススメのボードゲームはこちらの記事でおすすめする理由とともに紹介していますので、どれを買ったらいいかわからないという方は参考にしてみてください。
子どもとボードゲームで遊ぶメリット
ボードゲームは、近年再注目されているホビーで、新たな商品も続々と登場しています。
そんなボードゲームなのですが、楽しいのはもちろんのこと、たくさんの学習効果やメリットがあり、私がボードゲームを強くお勧めする理由となっています。
ボードゲームにはどんなメリットや効果があるのか?早速見ていきましょう。
天候や時間を気にせず遊べる
外で遊ぶのってとっても楽しいですが、せっかくの休みの日に雨が降ってしまえば外で遊ぶことはできませんし、夜に公園で子どもと遊ぶこともまずないのではないかと思います。
テレビゲームはゲーム依存に陥る危険性もあり、ゲームの時間を制限している家庭も多いのではないでしょうか?
しかし、ボードゲームならどちらの問題も万事解決できます。
ボードゲームは自宅内で遊ぶものばかりなので、天候や時間に左右されることはありませんし、依存症に陥る危険もありません。これは、子どもにとっても嬉しいことなのではないかと思います。
平日でも家族団らんの時間にボードゲームで遊べるので、家族サービスの一環としてもボードゲームはお勧めできます。
知育になる
ボードゲームを通して、色々なことを学ぶことが出来、これらは他の遊びや勉強の中からはなかなか学びづらいものもあります。
ボードゲームを通して学べることの一例を挙げると
・論理的思考力
・先のことを考えて自分の行動を選択する力
・協力する姿勢
・コミュニケーション力
・交渉力
などなど挙げだしたらもっとたくさん出てくるのですが、ここでは割愛します。
これらの力を、楽しみながら学べるのは、ボードゲームしかないと考えています。
コミュニケーションがとりやすい
多くのボードゲームでは、机を囲んでプレイヤー同士が向かい合う形でゲームが進行し、顔を合わせて対戦したり協力することでゲームを進行していきます。
そのため、自然とコミュニケーションが盛んになり、会話のきっかけになることでしょう。
また、ゲームをプレイしてそれで終了ではなく、ゲーム内容をふりかえって議論する“感想戦”を行なえば、さらに会話は増え、次に同じゲームをするときに新たな戦略が生まれたり、ゲームのポイントに気付けたりするのでおすすめです。
子どもがその時どう考えていたのか振り返りを行うことで、コミュニケーションが取れるとともに、子どもの口から自分の考えを筋道立てて話す練習にもなるので、とってもおススメです。
安価で手に入るものが多い
ボードゲームは安いものだと1000円未満で手に入るものも多く、廃盤になっているレアゲームでなければ高くても3000円程度で購入することができるものがほとんどです。
ゲーム機を買って、ソフトを買って遊ぶことを考えると、とても安く済みますよね。
誕生日やクリスマスプレゼントにテレビゲームをねだられていたのに、ボードゲームをねだられるようになれば・・・お財布にも優しいのもメリットですね。
ボードゲームのデメリット
いいことばかりのボードゲームなのですが、デメリットもあります。
デメリットを2つ紹介しますが、どちらも解決策もあり、ボードゲームを強くお勧めする気持ちに変わりはありません。
さっそく、デメリットを見ていきましょう。
収納スペースを確保しなければいけない
1個や2個であれば、ボードゲームも問題なく収納できるのですが、量が増えるとかさばってしまいます。
そんなデメリットの解決方法は、インテリアとして利用することです。
ボードゲームは箱のデザインに凝っているものも多く、インテリアとして飾りながら収納するのがおすすめです。
ボードゲームは幅広い年齢で遊ぶことができるので、リビングに飾っておいて遊びに来た友達と一緒に遊ぶのもおすすめです。
内容物が壊れる/失くす
ボードゲームの内容物は“コンポーネント”と言いますが、コンポーネントはカード状のものや、プラスチック製のものが使われているものがほとんどです。
そのため、降り曲がってしまったり、割れてしまうことでゲームに影響が出てしまうものがあります。
トランプのジョーカーだけ折り目が付いていたら、ババ抜きは成立しなくなると思いますが、それと同じようなことがどのゲームにも起こり得ます。
また、コンポーネントが多いものに関しては、なくなってしまうと遊ぶことが出来なくなってしまうものもありますので、その点はデメリットであると言えます。
内容物が壊れたりなくなってしまうことへの解決策は2点。
1つ目の解決策は保護すること。
カード状のものはスリーブに入れたり、プラスチック製のものはジップロックなどの保存袋に入れてから箱にしまうようにすることで、破損や紛失を防ぐことができます。
2つ目の解決策は遊ぶ前に周りを片づけること。
テーブルの上やその周辺を片づけてから遊ぶことは、是非習慣づけてください。
他のものに紛れて紛失してしまったり、誤って踏んでしまうことによる破損のリスクも、周りを事前に片づけることで、回避することができます。
普段、片付けが苦手なお子さまも、ボードゲームにハマったら積極的に片づけをしてくれるかもしれませんね。
さいごに
いかがだったでしょうか?
近年注目度が高いボードゲームですが、お子さまに遊んでもらうことにはメリットだらけだということが分かっていただけましたでしょうか?
お子さまの年齢や伸ばしたい力に合わせて親御さんが一緒に選んだり、子どもにやりたいやつを選んでもらって一緒に遊んだりと、楽しみは選ぶ段階から始まっています。
ボードゲームは非常に奥が深いものが多いので、大人もきっとハマると思いますので、どうしようか悩んでいるという方は是非一度購入して遊んでみてください。